おしるこの思い出

おしるこ

おしること聞くと皆さんは何を思い出しますか?

台所から漂ってくる豆を煮るふんわりとした匂い、ハフハフしながらお餅を食べたこと、おしるこは私たち日本人にとってとても身近な存在です。

今日は、おしるこにまつわる思い出を二つご紹介いたします。

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じ〜んと沁みた一場面

「軍艦は撃沈したが、艦長が最後に出してくれたおしるこ、美味かったなー」と、

終戦記念日の特集番組で、元少年兵だった老人は、辛い思い出話の最後に、一瞬顔が綻び、呟いた。

母親が作ってくれたおしるこを思い出しながら、戦闘で明日も知れぬ命、涙のしょっぱさの味付けが、「ああ~うめぇー」となったのかなーと、

じーんと沁みる一場面でした。

おしるこは、一番身近な和菓子。

家庭で小豆を煮て作るということが少なくなった昨今、追い打ちをかけるように甘味処も減少、ますます「元少年兵のおしるこ」に共感できる世代はいなくなるのではと寂しく残念です。

日本橋の榮太郎本店のかき氷

日本橋の榮太郎本店では、年中かき氷を食べることができる、銀座へお出かけのコースの楽しみでした。

昨年8月、「いざ、宇治金白玉!」と勇んで足を運びましたが、かき氷はメニューから消え、どこにでもある甘味カフェに様変わりしていました。

ガーン!なんで、なんでという落胆は大きく、パフェなんて千疋屋におまかせしてよ~と榮太郎への悔しさはこの夏もめらめらと続いています。

大人げないけど。

永遠に変わらずの甘味処であってほしかった。

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